イス軸法のチェック方法 体軸の対人チェック・セルフチェック

イス軸法を正しく実践をするためには、体軸ができたかどうかのチェックをすることが重要です。

まずはイス軸法のやり方の西山先生の動画をよく見て、しっかりとやり方のポイントを押さえたら、実際に体軸ができたかどうかのチェックをしてみましょう。

「ちゃんとできてるのかな?」「これで合ってるかな?」と不安な方は、イス軸法をやる前とやった後の変化をチェックすることで自信を持って行うことができます。

まずは2人組でちゃんと体軸ができたかどうかをチェックし、次に体軸ができた結果として動きやすさがどう変化したかなどの自分の感覚のチェックを行います。

今回は、イス軸法で体軸ができたかどうかをチェックする方法やチェック項目などをお話しします。

イス軸法を行う前のチェック

まずはイス軸法を行う前のチェックが大事です。やる前の状態がわからないと、イス軸法を行ったことでどう変化したかや正しく軸ができたかどうかがわかりませんからね。

まずはイス軸法を行う前にこれらのチェックをしてみましょう。

軸の強さはどのくらいか、腕や首のまわしやすさや可動域、左右でどちらが動きやすいかなど、イス軸法を行う前の自分の身体の状態をチェックしましょう。

2人組で体軸ができたかどうかの対人チェック

イス軸法で体軸ができたかどうかのチェック(イス軸法が正しくできたか)は2人組になって相手に押してもらって対人でチェックします。

イス軸法をやる前とやった後で軸の強さの変化を見ることで確認をします。


基本の前押しチェック法(体軸ができたか確認)

  1. 2人組で前から胸を押してもらう(イス軸法を行う前)
  2. イス軸法を行う
  3. 同じように胸を押してもらう(強さの変化を確認)

パンチの姿勢チェック(変化がわかりやすい)

  1. パンチを打った後の姿勢をとる(イス軸法を行う前)
  2. 拳を前から押してもらう(どのくらい耐えられるか)
  3. イス軸法を行う
  4. 同じように拳を押してもらう(強さの変化を確認)

まずは基本の前押しチェックの解説をします。

1.二人組で前から胸を押してもらう

まずは2人組になり、イス軸法を行う前に胸のあたりを前から押してもらいます。

ゆっくり力を加えていって、どのくらいの力まで耐えられるかを確認します。

押す人が急にグッと強い力で押すとわかりにくいので、少しずつゆっくり力を加える形でチェックをしてもらいましょう。

2.イス軸法を行う

強さの確認をしたらイス軸法を行います。

3.同じように胸を押してもらう(強さの変化を確認)

イス軸法を行った後にもう一度前から押すチェックをします。

この時も、押す人が急にグッと強い力で押すと、はじめのうちはそれだけで軸が崩れてしまうこともあるので、少しずつゆっくり力を加える形でチェックをしてもらいましょう。

前後で強さが変わっていない場合はイス軸法がうまくできていない(体軸が出来ていない)ので、もう一度イス軸法を行ってみましょう。

うまくいかないときはイス軸法のやり方を参考に、丁寧に行ってみるか、体験会やパーソナルレッスンでインストラクターの指導で試してみてください。

自分一人でのチェック方法(イス軸法のセルフチェック)

基本的には2人で対人チェックをするほうが正確ですが、チェックする相手がいない時などは自分一人で簡易的にチェックする方法もあります。

一人でチェックする場合は体軸のチェックではなく、身体の動きやすさなどでチェックします。

セルフチェックは軸ができたかどうかのチェックではなく、その結果起こる動きやすさの変化をチェックするので、体軸のチェックとしては精度が低く、どのくらい強く軸ができているかもわかりにくいです。

そのため、基本的には2人組で体軸ができたことを確認してから動きのチェックとしてセルフチェックをすることをおすすめします。

こちらもイス軸法を行う前後で体の変化のチェックを行います。

まずはイス軸法を行う前に腕を回したり、首を回したりして可動域や動きやすさをチェックしたり、前屈でどこまで曲がるか確認したりします。

また普段よくやる動作がある場合は、その動作の動き方の違い、階段の上り下りが楽になるかなど、そういう「自分にとって変化があったらわかりやすい動作」でチェックをしてみるのも良いです。

チェックしたらイス軸法を行ってみてください。

その後に同じ動作で違いを確認してみてください。

正しくイス軸法の動きができて、しっかりと前後のチェックをしたなら、動きやすさや可動域などの変化が感じられると思います。

ただ、一人でのチェックはあくまで体軸ができたかどうかのチェックではなく、体軸ができた結果動きがどう良くなったかのチェックです。体軸ができていないと変化も感じられないのと、慣れるまでは違いの判断が難しいので、特にはじめのうちは可能な限り2人でのチェックを繰り返し行うことをおすすめします。

また、変化が体感できても、正しいフォームでできているかでできる軸の強さが違い、身体に起こる変化も変わってくるので、ぜひ一度体験会やパーソナルレッスンでインストラクターの指導で「正しくイス軸法を行ったときの感覚」を試してみてください。

怪しくない対人チェックの頼み方

イス軸法を知らない人にチェックを頼むとき、「どうやって伝えたらいいか?」と悩む人も多いようです。

「イス軸法っていうのがあって」といちいち説明するのも大変だし、「5秒で身体能力が上がる」とか言っても、ネットの怪しい記事に騙されてると思われてしまうかもしれません笑(実際にやればそうでないとわかるのですが)

体験会パーソナルレッスンでハッキリと効果を実感していれば自信を持って頼めると思いますが、そうでないと「なんか変なことやってる」と思われるのも嫌ですよね。

そんなときの怪しくない頼み方としては

こんな感じで前押しチェックだけしてもらうと自然です。

その後にイス軸法をやってもう一度チェックしてもらって、あきらかに前後で強くなったりバランスが良くなったりしたら「何それ?」と相手も関心を持ってくれるかもしれません。

そうなったら、チェックし合える相手ができていいかもしれませんね。