イス軸法の解除方法と体軸を解除せずにトレーニングする方法
イス軸法で体軸ができたとしても、解除の動きをすると体軸が無くなってしまいます。
せっかく体軸を作っても、解除の動きをしてしまうと軸がある状態でトレーニングをしたり日常生活を送ることができないので、どうやったら解除されてしまうかを知っておきましょう。
このページではイス軸法で作った体軸を解除する方法と、解除せずに体軸を維持したままトレーニングする方法をお話しします。
イス軸法の体軸の解除方法
イス軸法の体軸の解除方法は簡単です。
- 椅子に座る
- ヒザに手を置く
- 手に体重をかけて立ち上がる
イスから立ち上がる時にヒザに手を置き、「よっこいしょ」と手に体重をかけて立ち上がる。
これだけです。日常でよくやってしまう人も多いですが、この動作でイス軸で作った体軸は解除されてしまいます。
この動きをすると背中の筋肉に余計な緊張が入ってしまい、せっかく作った体軸が解除されてしまいます。
チェック方法で体軸ができたあと、この動きをしてチェックしてみると、体軸が解除されて元の状態に戻っているのがわかります。
よくある解除されやすい動作
椅子から立ち上がる時にヒザに手をついて体重をかける以外に、特にトレーニングにおいてよくある体軸が解除されやすい動作があります。
- ジャンプ
- スクワット
「え?ジャンプがダメって、バスケとかバレーとか無理じゃん」と思うかもしれませんが、ジャンプやスクワットの動作でも体軸を解除せずに行うやり方があります。
体軸を解除せずにトレーニングする方法
ジャンプやスクワットなど体軸が解除されやすい動きを伴うトレーニングで、体軸を解除せずにトレーニングする方法は簡単です。
体軸を作った後に、「頭を1mmも後ろに下げないように胸のあたりを少し前に出す」これだけです。
文字だけだとわかりにくいと思うので動画で見てみてください。
- 体軸を作る
- 頭を1mmも後ろに下げないように胸のあたりを少し前に出す
- ジャンプやスクワットをしてみる
- 体軸が解除されていないかチェックする
正しくできたらジャンプやスクワットなど体軸が解除されやすい動きをしてもちゃんと維持できていると思います。
続けていけば解除されなくなる
解除の動作やジャンプやスクワットで体軸が解除されてしまうのは最初の頃だけです。
イス軸法を毎日続けて体軸がある状態が当たり前になると、そういった動作をしても体軸が解除されなくなってきます。その頃にはイス軸法をする必要もなくなっている(しなくても体軸がある状態が当たり前になっている)でしょう。
ただ、最初のうちは体軸を作っても1~2時間くらいで解除されてしまったり、いろんな動きの中で背中に力みが入って解除されやすい(体軸があると背中に力みが入りにくくなりますが、それでも慣れるまでしばらくの間はまだ解除されやすいです)。体軸はある状態とない状態を繰り返し身体に体感させることで早く体軸がある状態(身体が楽な状態)を脳が覚えて安定してきますので、しばらくの間はある状態と無い状態を繰り返し身体と脳に体感させていきましょう。