野球・ソフトボールの上達に大切な体軸|バッティング・投球とイス軸法

体軸がある野球やソフトボールの動き

野球やソフトボールが上達するには、バッティングや投球、捕球、走塁など、それぞれの基本を繰り返し練習することが欠かせません。一方で、習った動きを繰り返し再現するには、その土台となる身体の使い方も大切です。

そんな方に向けて、この記事では初心者が押さえておきたい野球・ソフトボールの基本と、動作を安定させる「体軸」の考え方、練習前に短時間で体軸を整える「イス軸法」を紹介します。

イス軸法を行えば必ず球速や飛距離が伸びたり、すべてのフォームが直ったりするわけではありません。ただし、練習前に行うことで、立ちやすさや身体の回しやすさ、余計な力みの変化をその場で感じる人もいます。技術練習と組み合わせながら、自分の動きを比べてみてください。

野球やソフトボールにイス軸法を取り入れたいと思っている方の参考になれば幸いです。

※みんなの体軸教室では、東京都内の野球場等でのパーソナルレッスンやグループレッスンも承っています(会場はお客様でご予約ください)。詳細は公式LINEにてお問合せください。

野球・ソフトボールが上達するための基本

野球やソフトボールは、力いっぱいバットを振ったりボールを投げたりするだけでは上達しません。まずは指導者にフォームを見てもらいながら、次の基本を一つずつ身につけましょう。

バッティングは構え・タイミング・ミートを大切にする

最初から飛距離だけを求めず、無理なく構えられているか、投球に合わせて足を踏み出せるか、狙った位置でボールを捉えられるかを確認します。ティーバッティングやゆっくりしたトス打ちで、同じ動きを繰り返せるように練習するのが基本です。

投球は腕だけでなく、足元から全身を使う

投球では、目標へ身体を向けて踏み出し、下半身から体幹、腕へと動きをつなげ、投げた後まで無理なく動き切ることが大切です。球速を急いで求めず、近い距離から相手の胸元へ楽に投げられることを優先しましょう。

※野球の投球とソフトボールのウインドミル投法では、腕の使い方や指導のポイントが異なります。投球フォームは、それぞれの競技に詳しい指導者から教わってください。

守備は構えと最初の一歩を繰り返す

守備では、打球が来てから動くのではなく、どの方向にも動き出せる構えを作ります。捕球だけで終わらず、「構える・一歩目を出す・捕る・目標へ投げる」までを一つの流れとして練習すると、実戦につながりやすくなります。

これらの技術を練習するとき、身体が左右に流れる、力を入れるほど動きにくい、毎回フォームが変わるという人は、技術だけでなく身体の軸にも目を向けてみましょう。

イス軸法×野球やソフトボールで体軸が安定するメリット

野球やソフトボールなどスポーツの世界では、才能や練習量の差だけでなく、もっと根本の「身体の使い方」に大きな可能性が眠っています。

筋トレや素振り、バッティングフォームの改善はもちろん大切ですが、その土台となる「体の軸」が安定すると、習った動きを再現しやすくなったり、余計な力みや身体のブレに気づきやすくなったりします。

イス軸法は、椅子からゆっくり立ち上がる簡単な動きを通じて、身体を支えやすい状態を作る方法です。技術練習の代わりではなく、練習で身につけた動きを発揮しやすくする準備として取り入れます。

動画のように、イス軸法の前後で動きの違いを感じる人もいます。ただし、感じ方や変化には個人差があります。動画で起きた変化をそのまま自分にも当てはめるのではなく、同じ条件で安全に比較してください。


野球やソフトボールにイス軸法を取り入れて体軸が安定するメリットをまずは紹介しました。

バットの素振りやキャッチボールなどの練習前にイス軸法を行い、その日の立ちやすさや動きやすさを確認してから練習を始めます。試合前に初めて行うのではなく、普段の練習から取り入れて自分に合うかを確かめておきましょう。

「ちょっと試してみようかな」と思った方はイス軸法のやり方をチェックしてみてください。

なお、実際に体験してみたい方や、正しくできているか心配な方はイス軸法の体験会の日程をチェックしておきましょう。

野球やソフトボールの初心者や少年野球にも効果がある?

イス軸法は難しい筋力トレーニングではないため、野球やソフトボールを始めたばかりの人も練習前の準備として試せます。ただし、イス軸法を行っただけで正しいフォームが身につくわけではありません。指導者に見てもらいながら、基本練習を繰り返すことが大切です。

子どもの場合は、球速や飛距離よりも、投げる・捕る・打つ・走ることを楽しみながら基本動作を覚えることを優先しましょう。イス軸法の後に動きやすく感じても、急に投球数や練習量を増やしてはいけません。

※肩や肘に痛みがあるときは投球を中止し、指導者や保護者に伝えてください。少年野球では年齢に応じた投球数と休養が重要です。投球数や休養の考え方は、MLB・USA Baseball「Pitch Smart」なども参考にし、所属チームや大会のルール、医師・専門家の指示を優先してください。

野球やソフトボールの中上級者にもメリットはある?

野球やソフトボールの中上級者は、すでに身につけた技術を試合で安定して発揮するためのコンディション確認としてイス軸法を取り入れられます。

うまくいかない原因は、技術、判断、筋力、疲労、練習量など人によって異なります。すべてを軸の問題にせず、コーチと一緒に原因を切り分けながら、イス軸法を身体の状態を整える一つの方法として使ってください。

野球やソフトボールでのイス軸法のチェック方法

野球やソフトボールでは、基本のチェック方法のほか、普段行っている動作でイス軸法の前後を比べてみましょう。正しく比べるために、使用する道具、回数、距離、力加減などの条件をそろえます。

最初にイス軸法を行う前の状態を確認し、次にイス軸法を行ってから同じ内容を繰り返します。

素振りで比較する

  1. 周囲に人や物がない安全な場所を確保する
  2. 力いっぱい振らず、普段使っているバットで3~5回素振りをする
  3. 構えやすさ、足元の安定、身体の回しやすさ、力みを確認する
  4. イス軸法の後も、同じ場所・回数・力加減で比較する

ティーバッティングで比較する

  1. 同じ高さ・同じ位置にボールを置く
  2. 飛距離よりも、ミートした位置と打球方向を確認する
  3. イス軸法の前後で各3~5球を打ち、再現しやすさを比べる

キャッチボールで比較する

  1. 十分にウォーミングアップし、近い距離から始める
  2. 全力投球はせず、相手の胸元を狙って同じ球数を投げる
  3. 足元の安定、身体の向き、腕の力み、コントロールを確認する
  4. イス軸法の後も距離・球数・力加減を変えずに比較する

誰かがバットや投球腕を押さえた状態で力を出すテストは、肩や肘、手首に負担がかかるため行いません。また、痛みがある状態で変化を確認するために投げ続けることも避けてください。

イス軸法を野球やソフトボールに取り入れるには

イス軸法は、素振りやキャッチボールなどの練習前に行います。行った後はすぐに球速や飛距離を求めず、まず構えやすさ、足元の安定、身体の回しやすさを軽い動作で確認してください。

イス軸法の話ではないですが、イチロー選手も「持って生まれたバランス」の大事さについて語っています。

イチロー選手が話している「持って生まれたバランス」とイス軸法が同じものだと断定はできませんが、競技の技術だけでなく、自分の身体に合ったバランスを大切にする考え方は参考になります。

「自分の動きも変わるのかな?」と思った方は、イス軸法のやり方を確認し、練習前後で同じ動きを安全に比べてみてください。

イス軸法を実際に体験してみたい方や、正しくできているか心配な方はインストラクターが指導するイス軸法の体験会や、正しく習得していくパーソナルレッスンやグループレッスンをチェックしてください。

イス軸法を野球教室や野球チームの練習メニューに取り入れていい?

イス軸法は簡単にできて効果が大きいので、野球教室や野球チームの練習メニューに取り入れたいという先生や指導者もいるかもしれませんが、有料レッスンの一部としてイス軸法を教えられるのは、イス軸法インストラクターのみです。

生徒さんや選手に教えたい場合は、出張グループレッスンで対応いたします。

コラボイベントや生徒さん・選手向けの体験会など、やり方は柔軟に対応しますので、公式LINEからお気軽にご相談ください。