クラシックバレエはイス軸法で上達する?体軸の効果やメリットを検証
※このページは主にバレエやクラシックバレエについてです。一般的なダンスはこちらのページを、社交ダンスなどのペアダンスはこちらのページを参照してください。
クラシックバレエやモダンバレエなどのバレエにイス軸法を取り入れ、体軸が整った状態でバレエのレッスンや踊りをするとどう変わるか?
バレエは力みのない動きができると優雅で美しい反面、力みが抜けない身体で激しい動きを無理に行うと腰や脚や背中などに負担がかかり、痛めてしまう人も多いスポーツです。腰痛を抱えて引退するバレエダンサーは多いので、予防したいですよね。
- ピルエットやフェッテの回転を安定させたい
- アラベスクやアティチュードの美しいラインを出したい
- 長時間のレッスンや本番でも疲れにくい体をつくりたい
- 足首や膝への負担を減らして長くバレエを続けたい
- 効率的にテクニックが上達する練習方法を知りたい
そんな方に向けて、この記事ではバレエのパフォーマンスを劇的に向上させる「体軸」の重要性と、誰でも簡単に体軸を作れる「イス軸法」について紹介しています。
回転の安定性、ジャンプの高さと着地の柔らかさ、美しいポールドブラ、足のターンアウト、バランスの向上、疲労軽減、怪我の予防まで—あなたのバレエ人生をより豊かにする可能性を秘めた「体軸」を、イス軸法でぜひ体験してみてください。
※体軸の学校では、東京都内のスタジオ等で出張でのパーソナルレッスンやグループレッスンも承っています(会場はお客様でご予約ください)。詳細は体軸の学校の公式LINEにてお問合せください。
イス軸法×バレエで体軸が安定するメリット

クラシックバレエの世界では、才能やレッスン量の差だけでなく、もっと根本の「身体の使い方」に大きな可能性が眠っています。
バーレッスンやセンターでの練習、テクニックの繰り返しはもちろん大切ですが、その土台となる「体の軸」を整えることで練習効果が高まって上達が早くなり、次のレベルにどんどん進めるようになり、足首や膝の怪我など、バレエでよくある故障の予防にもつながります。
イス軸法を導入することで、コール・ド・バレエからソリスト、さらにはプリンシパルへと昇格できるかもしれませんし、カンパニー全体で実践すれば、組織全体のパフォーマンス向上にもつながります。
- 軸が安定し、バランス保持力が飛躍的に向上する
片足でのポーズや回転時にブレなくなり、ピルエットやアラベスクが美しく決まる。 - ターン(ピルエットやフェッテ)が回りやすくなる
回転中の軸がぶれず、余計な力を使わずにキレイに回れるようになる。 - 無駄な力みが抜け、柔らかくしなやかな動きになる
緊張が抜けて、筋肉が伸びやすくなり、ラインがきれいに見える。 - 体の上下のつながりが生まれ、美しい姿勢が保ちやすくなる
頭から足先まで通る軸を意識でき、クラシックバレエ特有の姿勢が自然に保てる。 - ジャンプの高さが出やすくなる
地面からの反発をスムーズに使えるようになり、跳躍力が上がる。 - 身体のコントロール力が上がり、細かい動きが表現しやすくなる
アームスや顔の角度など、細部まで意識を通せるようになる。 - 重心の移動がスムーズになり、ステップが軽やかになる
パやトゥでの移動時に、前後左右への動きが滑らかになる。 - 姿勢や重心のズレがすぐに修正できるようになる
軸を意識することで、崩れてもすぐに元に戻せる身体感覚が育つ。 - 疲れにくく、長時間のレッスンやリハーサルにも耐えられる体になる
エネルギー効率が良くなるため、体力が長持ちする。 - 怪我のリスクが減り、故障予防になる
足首や膝、腰などへの負担が減り、長く踊り続けやすくなる。
バレエでは、イス軸法で体軸が安定することで、姿勢の改善、スピンやジャンプの安定などのメリットがあります。
バランスが安定することで、動きのキレが良くなったり、フラつかずにキレイに止まれるようになる人も多いようです。数秒しかキープできなかったポーズが楽に長くキープできるようになったケースもあります。
また、バレエは無理やり姿勢をキープしようとすることで身体が力んで腰などを痛めてしまう人も多いですが、体軸で姿勢をキープすると余計な力みが入りにくく、ケガの予防にもつながります。
クラシックバレエやモダンバレエなどバレエにイス軸法を取り入れて体軸が安定するメリットをまずは紹介しました。
「ちょっと試してみようかな」と思った方はイス軸法のやり方をチェックしてみてください。
なお、実際に体験してみたい方や、正しくできているか心配な方はイス軸法の体験会の日程をチェックしておきましょう。
バレエの初心者にも効果がある?
イス軸法はバレエを始めたばかりの初心者のかたでもメリットがあります。
- 正しい姿勢が身につく
- 回転がしやすい
- 苦手だった動きができるように
- 正しい動きで始められるから余計な動きのクセがつきにくい
- 上達スピードが早くなる
- 無理な動きで起こる怪我の予防になる
- 余計な力みが発生しないため筋肉痛にもなりにくい
- 力みが抜けて動きが良くなる
などのメリットがあります。
余計な動きのクセがつく前に正しいフォームでバレエの練習ができます。
また、中上級者でも難しい「軸」「体軸」「体幹の安定」が初めからできた状態なので、上達スピードが早くなります。
上達スピードが早くなるのはバレエの初心者には嬉しいですよね。
バレエの中上級者にもメリットはある?
もちろんバレエの中上級者のかたにもメリットがあります。
- 姿勢の改善で優雅に動ける
- スピンのスピードの安定
- スピン後にピタッときれいに停止できる
- ジャンプの着地の安定
- 難しくてできなかった動作ができるように
- 無理な動きで起こる怪我の予防になる
- 力みが抜けて表現力が高くなる
これまで学んできたことや練習してきたことで、うまくいかないことはそもそも土台が安定していなかったりすることが原因のことが多いです。うまく行っていることも軸が安定すると効果がより発揮されたりします。
また、これまでついてしまった余計な力みや間違った動きのクセは、軸がブレた状態で無理やりやろうとするからついたものが多く、それらが改善されると一気にパフォーマンスが上がることも多いです。
バレエでのイス軸法のチェック方法
バレエでのイス軸法のチェック方法は、基本のチェック方法の他にこのようなチェックをしてみるのがおすすめです。
まずはイス軸法を行う前の普段の状態でチェックをします。
バランスチェック
よく行う動きで動きやすさなどの感覚をチェックします。
特に、グラグラとバランスが崩れて長くピタッと立てないような立ち方が変化がわかりやすいです。
※いきなり難しい動きに挑戦するより、まずは「できるけど長く維持できない」くらいの動作から始めるのがおすすめです。
片足立ちの負荷チェック
- 片足立ちで前からゆっくり押してもらいます
- どのくらいの負荷でバランスが崩れるかをチェックする
次に、イス軸法を行った後に同じチェックをしてみましょう。動きやすさの変化、可動域、緊張や呼吸の変化を感じてみましょう。負荷チェックは同じ強さでチェックして強さの変化をみます。
イス軸法をバレエに取り入れるには

いかがでしたでしょうか?たった5秒でできるイス軸法でこういった効果が出るってすごいですよね。
「ちょっと試してみようかな」と思った方はイス軸法のやり方をチェックしてみてください。まだ「本当かなぁ?」という人もいると思いますが、まずは試してみてください。
なお、実際に体験してみたい方や、正しくできているか心配な方は「イス軸法の体験会の日程をチェックしておきましょう。
イス軸法をバレエ教室のメニューに取り入れていい?
簡単にできて効果が高いのでバレエ教室の練習メニューに取り入れたいという先生もいるかもしれませんが、お金を取ってイス軸法を教えるのはインストラクターのみです。有料のレッスンの一部として教えることはご遠慮ください。(無償で教えるのは大丈夫です)
グループレッスンでバレエ教室で体験会を開催したり、イス軸法の外部講師として教室等に派遣可能なインストラクターもいますので、お近くのインストラクターにお問い合わせください。