イス軸法でギター・ベースは弾きやすくなる?音と身体の変化を実演で比較

体軸があるギターの動き

ギターやベースを弾いていると、バレーコードで左手に力が入る、ピッキングの粒がそろわない、座奏と立奏で弾きやすさが変わる、といった悩みが出ることがあります。

ベースでは楽器の重さやフレット間隔の広さから肩・前腕が疲れやすく、ウクレレでもコードを押さえる手に力が入りすぎたり、軽い楽器を腕だけで固定したりすることがあります。

イス軸法はコードや奏法そのものを教える方法ではありませんが、演奏前に身体のバランスを整えることで、構えやすさ、左右の腕の動かしやすさ、押弦やピッキング、音の出方に変化を感じる方がいます。

このページでは、ギターとベース奏者による実演、ギター・ベース・ウクレレで確認したい身体の使い方、自分で比較するときのポイントを紹介します。(バイオリン・ビオラ・チェロなど擦弦楽器はこちら)

ベースでイス軸法の前後を比較した実演

ベース奏者が、イス軸法を行う前と後の演奏を同じ投稿内で比較しています。本人は、イス軸法後について「楽器が振られない感じ」「アタック音が強くなった気がする」と感想を伝えています。

映像では、上半身の姿勢やベース本体の揺れ、右手で弦を弾いた瞬間の音の立ち上がりに注目すると違いを比べやすくなります。

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イス軸法×ギター・ベースで確認したい変化

体軸が安定することは、背筋を伸ばして身体を固めることではありません。楽器を支える土台を保ちながら、左手は押弦やポジション移動、右手はピッキングやストロークを行える状態を目指します。

イス軸法だけでコードチェンジや速弾きが身につくわけではありません。奏法の練習と組み合わせ、同じフレーズをより少ない力で弾けるか、音やリズムをコントロールしやすいかを確認するために活用してください。

エレキ・アコギ・ベース・ウクレレで確認するポイント

エレキギター

立奏では、ストラップの長さによって左手首の角度や楽器の位置が変わります。イス軸法の前後を比べるときはストラップの長さを変えず、オルタネイトピッキング、チョーキング、ペダル操作など、普段使っている動きで確認しましょう。

身体が安定しても、ギターの位置が低すぎて左手首を強く曲げている場合は弾きにくさが残ります。身体の状態だけでなく、ストラップやフォームもあわせて調整することが大切です。

アコースティックギター

座奏では、ギターの胴を抱え込むように前かがみになったり、右肩を上げたままストロークしたりしやすくなります。両足が無理なく床につく椅子を使い、ギターをのぞき込まずに構えられる位置を探しましょう。

弾き語りでは、ギターだけでなく呼吸や声の出しやすさも比較できます。歌と演奏の両方を確認したい方は、歌や発声で期待できる変化もあわせてご覧ください。

ベース

ベースはギターより重く、ネックも長いため、ストラップ側の肩や左前腕だけで支えようとすると力みにつながります。右手の指弾きやピックのアタック、弦をまたぐときの肩・肘、広いポジション移動での左手の握り込みを確認してみましょう。

ウクレレ

ウクレレは軽い一方、ストラップを使わない場合は右腕や左手で楽器を固定しながら演奏します。コードを押さえるたびに左手でネックを強く握っていないか、ストロークで楽器まで大きく動いていないかを比べると変化が分かりやすくなります。

ギターやベースの初心者が試すなら

体軸があるギター初心者の動き

初心者は、難しい曲や速いテンポよりも、開放弦、覚えたばかりのコード、短いフレーズで比較するのがおすすめです。

音が鳴らない原因には、押さえる位置、指の角度、ミュートなど技術面もあります。イス軸法後に力を抜きすぎるのではなく、必要な押弦は残したまま、余計な力が減ったかを確認してください。

経験者が試すなら

経験者は、弾けるかどうかではなく、同じ音やリズムをどれだけ再現しやすいかで比べると変化を捉えやすくなります。

普段から弾き慣れた4~8小節を選び、クリックや伴奏に合わせて録音すると、アタック、音価、リズムの前後、ノイズなども比較できます。

左手首の角度が大きくなるギターコード

ギターでイス軸法の前後を比較した動画

イス軸法のテーマソングを作曲した赤嶺一郎さんが、立ってギターを演奏し、イス軸法を行う前と後で弾きやすさや音の変化を比較しています。動画では「なし→あり→なし→あり」と状態を変えて演奏しているため、一度だけの比較よりも違いを確認しやすくなっています。

赤嶺さんはイス軸法後について、音を点で捉えやすくなり、押さえる場所やピックを弦に当てる位置へ「命中しやすい」感覚があると話しています。身体の安定感が変わり、その分だけ腕にも余裕が出たのではないか、という感想も出ています。

演奏を聴くときは、音量だけでなく、コードを押さえる精度、ピックが弦に当たった瞬間の音、テンポに対する音のそろい方、演奏中の上半身のぶれを見比べてみてください。

バンド練習で取り入れるときのポイント

バンドでギターを演奏する様子

バンドでイス軸法の前後を比較するときは、最初から全員で演奏するのではなく、まず各自が同じ短いフレーズを演奏し、身体と音の変化を確認します。その後、全員で同じ曲の同じ部分を、同じテンポと音量で合わせてみましょう。リズムや音の立ち上がり、ほかのパートの聴こえ方を比べやすくなります。

ギターやベース以外のメンバーは、歌(ボーカル)、キーボード(ピアノ)、ドラムで確認するポイントも参考にしてください。

同じフレーズでイス軸法の変化を確かめる方法

楽器を構えた人の身体を前後から押すチェックは、転倒や楽器を傷つける危険があるため行わないでください。スマートフォンを同じ位置に置き、同じフレーズを録音・撮影して比較する方法がおすすめです。

録音・撮影の条件をそろえる

  1. 椅子、ストラップ、アンプやエフェクターの設定を決め、途中で変えない
  2. 開放弦、コード、または4~8小節の短いフレーズを選ぶ
  3. スマートフォンを同じ位置に固定し、普段の状態で演奏する
  4. イス軸法を行う
  5. 同じテンポ・音量・フレーズでもう一度演奏する

音と身体感覚を確認する

  1. 音の立ち上がり、粒、伸び、ノイズ
  2. 左手の親指・手首・前腕の力み
  3. 右肩・肘・手首の動かしやすさ
  4. コードチェンジや弦移動での楽器本体の揺れ
  5. 座奏・立奏での足元、呼吸、演奏後の疲れ方

違いを出そうとして普段より強く弾いたり、テンポを上げたりしないことが大切です。痛みやしびれがあるときは無理に演奏を続けず、必要に応じて医療機関や楽器の先生などへ相談してください。

イス軸法をギターやベースの演奏に取り入れるには

慣れれば短時間でできるイス軸法は、練習前やライブ前に身体の状態を確認する方法として取り入れやすいのが特徴です。

「ちょっと試してみようかな」と思った方はイス軸法のやり方をチェックしてみてください。コードや奏法の基礎練習、楽器やストラップの調整と組み合わせて活用しましょう。

イス軸法を実際に体験してみたい方や、正しくできているか心配な方はインストラクターが指導するイス軸法の体験会や、正しく習得していくパーソナルレッスンやグループレッスンをチェックしてください。

イス軸法をギター教室等のレッスンメニューに取り入れていい?

イス軸法は簡単にできて効果が大きいので、ギター教室などのレッスンメニューに取り入れたいという先生もいるかもしれませんが、有料レッスンの一部としてイス軸法を教えられるのは、イス軸法インストラクターのみです。

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