ギターやベースなど弦楽器はイス軸法で上達する?体軸の効果やメリット

ギターやベースやウクレレなどにイス軸法を取り入れ、体軸が整った状態で練習や演奏をするとどう変わるか?音や指使いや姿勢にどんな変化があるか?
- 速弾きやアルペジオの精度をもっと高めたい
- 長時間の演奏でも指や腕が疲れにくくなりたい
- 音色や表現力を豊かにしたい
- 腱鞘炎や肩こりなどの負担を減らして長くギターを続けたい
- 効率的にギター演奏が上達するトレーニング方法を知りたい
そんな方に向けて、この記事ではギター演奏のパフォーマンスを劇的に向上させる「体軸」の重要性と、誰でも簡単に体軸を作れる「イス軸法」について紹介しています。
指の動きの正確さやスピードアップ、コード切り替えのスムーズさ、演奏時の姿勢の安定、腱鞘炎や肩こりなどギタリストがよく抱える不調の予防まで—あなたのギター人生をより豊かにする可能性を秘めた「体軸」を、イス軸法でぜひ体験してみてください。
ギター・ベースからウクレレまで、エレキギターかアコースティックギターか、三味線などの和楽器かなどの違いはあまり関係なく、だいたい似たような効果を多くのギタリスト等の方が感じています。(琴やハープなど、ギターと形状が明らかに違う楽器はまだ未検証です)
ギターやベースなどの弦楽器(撥弦楽器)にイス軸法を取り入れたいと思っている方の参考になれば幸いです。(バイオリンやチェロなど擦弦楽器はこちら)
■このページの内容
※体軸の学校では、東京都内のピアノやドラムがある会場、楽器を思いっきり演奏できる防音室のある会場や、カラオケルームでのパーソナルレッスンやグループレッスンも承っています。詳細は体軸の学校の公式LINEにてお問合せください。
イス軸法×ギターで体軸が安定するメリット
ギター演奏の世界では、才能や練習量の差だけでなく、もっと根本の「身体の使い方」に大きな可能性が眠っています。
フィンガリングの練習やスケール練習、テクニックの改善はもちろん大切ですが、その土台となる「体の軸」を整えることで練習効果が高まって上達が早くなり、次のレベルにどんどん進めるようになり、腱鞘炎や肩こりなどギタリストに多い不調の予防にもつながります。
イス軸法を取り入れたら趣味のギタリストからバンドの中心メンバーに、アマチュアからプロへのステップアップにつながるかもしれませんし、ギター以外の演奏にも効果があるためイス軸法をバンドメンバー全員で取り入れたらライブ全体の演奏クオリティアップにつながります。
ギターやベースなど弦楽器では、イス軸法で体軸が安定するとピックで弾く音が強く出せる、演奏時の姿勢が安定して楽になる、楽器の持ち運びが楽になるなどのメリットがあるようです。
- 姿勢が安定し、構えがラクになる
軸が通ることで猫背・前傾が改善され、ギターを自然に支えられるポジションに。 - 指や手首の動きがスムーズになり、コードチェンジが速くなる
力みが抜けて指先の感覚が繊細になり、複雑な押さえもスッと決まりやすくなる。 - 無理な力が抜けて、押さえた音がクリアに鳴るようになる
ビビリ音や音抜けが減り、演奏に自信が持てるようになる。 - 手・肩・腰の負担が減り、長時間弾いても疲れにくくなる
軸が整うことで楽器の重さを身体全体で受けられるようになり、局所的な疲労が減る。 - ピッキングが安定し、リズムやグルーヴ感が出てくる
軸から動けるようになると、テンポの波に乗った“ノる演奏”がしやすくなる。 - 速弾きや難しいソロも、ブレずに弾けるようになる
無理な力みがなくなり、身体の連動でスムーズな速い動きが可能に。 - 表現力が広がり、強弱・タッチの差をつけやすくなる
無駄な動きがなくなることで“意図した音”がそのまま表現しやすくなる。 - 音の粒が揃い、安定感のある演奏になる
指弾きでもピックでも、すべての音が同じクオリティで出せるようになる。 - 集中力が続き、練習の質が上がる
軸が整うと心も落ち着き、楽器に集中できる時間が増える。 - ライブや発表の場で緊張しにくくなる
軸が整うと“地に足がついた安心感”が生まれ、緊張してもブレにくくなる。
イス軸法は5秒でできて効果がすぐに出るので、練習前に行うのはもちろん、ライブの前などに行うのも効果的です。
ギターやベースなど弦楽器にイス軸法を取り入れて体軸が安定するメリットをまずは紹介しました。
「ちょっと試してみようかな」と思った方はイス軸法のやり方をチェックしてみてください。
なお、実際に体験してみたい方や、正しくできているか心配な方はイス軸法の体験会の日程をチェックしておきましょう。
ギターやベースの初心者にも効果がある?

イス軸法はギターやベースを始めたばかりの初心者のかたでもメリットがあります。
- 姿勢が安定して構えやすくなり、猫背や前傾が改善する
軸が通ることで自然に良い姿勢がとれ、ギターをラクに構えられるようになる。 - 指が動かしやすくなり、コードチェンジがスムーズになる
無駄な力みが抜けて手首や指先が自由になり、コードを素早く押さえられるようになる。 - 押さえた音がきちんと鳴るようになり、ビビり音が減る
正しい位置で指を運べるようになり、初心者が悩みがちな音の濁りが解消しやすくなる。 - 手・肩・腰が疲れにくくなり、練習が長く続けられる
軸が整うと体全体でギターを支えられ、部分的な負担が減って疲れにくくなる。 - 「弾けた!」という感覚が増えて、練習が楽しくなる
身体が安定し弾きやすくなることで、できることが増え、やる気と達成感が生まれる。
などのメリットがあります。
上達スピードが早くなるのはギターやベースの初心者には嬉しいですよね。
早く上手くなればバンドを組む相手が見つかったり、ライブデビューしたりもできるかもしれません。
中上級者にもメリットはある?
もちろんギターやベース中上級者のかたにもメリットがあります。
- リズムやグルーヴ感が安定し、ノリのある演奏ができる
軸が整うことでリズムのブレが減り、テンポに乗った演奏がしやすくなる。 - 速弾きや難しいフレーズでもブレずに弾けるようになる
体の連動がスムーズになり、速いパッセージでも余計な力を使わずに弾ける。 - 表現力が増し、強弱やタッチの違いがつけやすくなる
指やピックの細かいコントロールがしやすくなり、自分の意図を音に反映しやすくなる。 - 音の粒がそろい、安定感のある演奏になる
各音の強さやタイミングが一定になり、全体がまとまりのある響きに変わる。 - ライブや発表でも緊張しにくくなる
軸があることで地に足がついた感覚が得られ、本番でも心と体が安定しやすくなる。
他にも様々なメリットが。
- ピックで弾く音が強く出せる
- 指使いが上手くなる
- 音の質が良くなる(やわらかい音が出せる)
- 演奏時の姿勢が安定する
- ライブで激しく動いても疲れにくくなる
これまで練習してもうまくいかない指使いなどは、自分でも気づいていない身体の力みが原因のことも多いです。実際に体軸とは関係なさそうな指先の動きが良くなったという声はよく聞きます。軸が安定すると思わぬところで効果がより発揮されたりします。
ギターやベースは左手の手首を不自然にねじらないとできないコードもあり、力みが発生しやすいです。その力みが抜けると一気にパフォーマンスが上がることも多いです。

エレキギターでもアコースティックギターでも効果ある?
もちろんエレキギターでもアコースティックギターでもどちらもメリットがあります。
エレキギター向けイス軸法のメリット
- 立奏でも姿勢が安定し、ブレない速弾きがしやすくなる
ステージでの立奏が多いため、体幹と足元の安定感がとても重要。 - 肩・手首・指にかかる無駄な力が抜け、スムーズなフィンガリングが可能に
力みが抜けて細かな技巧を正確にこなせるようになる。 - 右手のピッキングがブレなくなり、音の粒立ちが安定する
テクニカルな演奏でも一音一音がしっかり聞こえるようになる。 - 足元のペダル操作や演奏中の体のバランス維持がラクになる
エフェクターの操作中も姿勢が崩れず安定した演奏ができる。 - ステージでのパフォーマンス時に緊張しにくくなる
軸の安定が地に足のついた感覚を生み出し、表情や動きに余裕が出る。
アコースティックギター向けイス軸法のメリット
- 座奏での姿勢が安定し、長時間弾いても疲れにくくなる
背中や腰に負担がかかりやすいアコギの構えが、無理なく自然に。 - 指弾きやアルペジオがなめらかになり、音に表情が出てくる
体の軸が安定することで、微細なタッチが指先に正確に伝わる。 - コードの押さえがしっかり決まり、ビビり音が減る
左手が無理なく指板に届くようになり、フォームが自然になる。 - 歌いながらの弾き語りでも安定した演奏ができるようになる
姿勢がブレないため、ギターも声もラクに出しやすくなる。 - 呼吸が深くなり、リラックスした演奏ができる
軸が整うことで身体がリラックスし、音にも“ゆとり”が生まれる。
ベースでイス軸法前後を試した動画
ベースでイス軸法前後を試した動画がTwitterに上がっていました。
さっぽろのイス軸法®️の
— tate 𝕏𝕏トンファーポメラニアン (@tatepyromania) September 1, 2023
認定インストラクターの
はたけやま@yorisoute さんと
ご縁があり、イス軸法のレクチャーを
して頂きました🙏
イス軸前→後です🙌
なんか上半身真っ直ぐになってる🤣
楽器が振られない感じました🙏
音的には体感ですが
アタック音が強くなった気がします🙏 pic.twitter.com/6AgNKEjOC3
バンドの練習にも効果がある?

バンドの練習でも効果はもちろんあります。
バンドの場合はギターやベースだけでなく、歌(ボーカル)やキーボード(ピアノ)ドラムなどもイス軸法の効果があるので、バンドのメンバー全員で上手くなれる可能性もあります。
ギターやベース弾きのイス軸法のチェック方法
ギターやベースでのイス軸法のチェック方法は、基本のチェック方法の他にこのようなチェックをしてみるのがおすすめです。
まずはイス軸法を行う前の普段の状態でチェックをします。
演奏時の姿勢の安定感チェック
ギターやベースを実際に演奏するときの姿勢で安定感をチェックします。
- ギターやベースを持ち、演奏する姿勢をとる
- 前から胸骨のあたりをゆっくり押してもらう
- 後ろからもゆっくり押してもらう
- 押された状態での身体の安定感をチェックする
音や指使いのチェック
次は体軸ではなく自分の感覚のチェックです。弦を弾いて音を出してみたり、左手の指使いを少しやってみてください。
- 弦を弾いて音を出してみる(指で・ピックで)
- 左手の指使いを(簡単なもの・できるけどちょっと難しいくらいの指使い・できるときとできないときがあるくらいの難易度の指使い)
- 実際に演奏してみる(指の動きやすさ・姿勢の乱れがないか)
次に、イス軸法を行った後に同じチェックをしてみましょう。動きやすさの変化、可動域、緊張や呼吸の変化を感じてみましょう。負荷チェックは同じ強さでチェックして強さの変化をみます。
イス軸法をギターやベースの演奏に取り入れるには
いかがでしたでしょうか?たった5秒でできるイス軸法でこういった効果が出ているってすごいですよね。
「ちょっと試してみようかな」と思った方はイス軸法のやり方をチェックしてみてください。まだ「本当かなぁ?」という人もいると思いますが、まずは試してみてください。
イス軸法を実際に体験してみたい方や、正しくできているか心配な方はインストラクターが指導するイス軸法の体験会や、正しく習得していくパーソナルレッスンやグループレッスンをチェックしてください。
イス軸法をギター教室等のレッスンメニューに取り入れていい?
簡単にできて効果が高いのでギター教室等の練習メニューに取り入れたいという先生もいるかもしれませんが、お金を取ってイス軸法を教えるのはインストラクターのみです。有料のレッスンの一部として教えることはできません。(無償で教えるのは大丈夫です)
体軸の学校では、イス軸法インストラクターがグループレッスンでギター教室等のイベントとして体験会を開催したり、パーソナルレッスンでライブやコンサートの前に会場で体軸調整もできますので、公式LINEにてお問い合わせください。